ネコと家族とカメラの日記

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ぷら小屋

昨日は迎え火をしてご先祖様を迎えるお盆だった。
夏季に行われる祖先の霊を祀る行事だ。

我が家は新盆でやっているために、13日から16日までご先祖様があの世からこちらに戻っていらっしゃるということになる。

20年ほど前のお盆の中日に、夜遅くまで実家の自室で雑用をしていたことがあった。
家族も入眠したようだし、そろそろ帰ろうと廊下を静かに歩いていると、途中にある仏間からたくさんの人の気配が伝わってきた。

ああ、お盆だから親戚らが来て仏壇の前でお酒と一緒に談笑でもしているのだろうかと考え、遅いが挨拶だけでもしておこうと襖に手をかけガラリと開けてみたのだ。

その瞬間に気配が消えた。

仏間はただただシンと静まりかえる誰もいない真っ暗ないつも通りの畳部屋で、岐阜提灯だけが部屋の片隅を照らしながらゆっくりと回っている。
途端に今日がお盆であることを思いだし、真っ暗な仏間に向かって一言詫びを申し上げ静かに襖を閉めた。

考えてみればこんな夜更けに親戚一同が集まって、酒を酌み交わすことなんてなかったはずである。
ご先祖様達が一同仏間に集まって楽しんでいたイメージが心の中に作られる。
あれ以来、再び仏間から気配を感じることは一度もないが、強烈な記憶と共にお盆の思い出として今も残っている。

今年は父も談笑に参加しているのであろうか。

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